社会的卵子凍結

freezing

当院で社会的卵子凍結を
希望される方

KAWAレディースクリニックは、Grace Bank提携クリニックです

社会的卵子凍結とは

社会的卵子凍結とは、将来の妊娠に備えて、健康なうちに卵子を採取し、凍結保存しておく方法です。健康な女性でも年齢を重ねると卵子の数や質が低下することから、妊娠しにくくなることが分かっています。そのため、将来の妊娠に備えて若いうちに卵子を凍結保存しておくことが選択肢の一つとなります。

ただし、卵子凍結は将来の妊娠・出産を約束するものではありません。また、凍結卵子を用いて妊娠を目指す場合は、生殖補助医療が必要になります。

卵子凍結をお考えの方は、最初に「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ(日本産科婦人科学会 動画)」をご覧になってください。

凍結卵子の保管について

KAWAレディースクリニックでは、凍結卵子の保管先として「卵子凍結保管サービスGrace Bank(グレイスバンク)」と提携しています。Grace Bankは凍結卵子の長期保存に対応しているため、万が一、クリニックが閉院した場合でも凍結卵子はGrace Bankで保管されています。また、転居に伴い当院へ通院が難しい場合でも、Grace Bankと提携している全国のクリニックへ凍結卵子の移送が可能です。

社会的卵子凍結の対象者

18歳から39歳までの方で、健康な未婚女性、将来子供を産みたいと考えている方

  • ただし、問診や血液検査等で医師が採卵及び将来の妊娠に望ましくないと判断した場合(体重過多、各種血液検査での異常、感染症疾患、基礎疾患をお持ちの方)は、KAWAレディースクリニックでの採卵をお断りさせていただく場合があります。
  • Grace Bankでは感染症疾患(B型肝炎・C型肝炎・HIV・梅毒)の検体を保管することができません。

凍結卵子の保存期限

凍結卵子の保存期限は、50歳の誕生日前日までとなります。

受診から卵子凍結保存までのスケジュール

社会的卵子凍結では、初診・検査から卵巣刺激、採卵、凍結保存まで、複数回の受診が必要です。月経周期に合わせて検査や卵巣刺激を行い、卵胞の発育を確認しながら採卵日を決定します。

Grace Bankに登録

Grace Bankの登録を完了してください。

KAWAレディースクリニックはGrace Bank提携クリニックです。
当院で採卵した卵子はGrace Bankでお預かりします。
詳しくはGrace Bankホームページをご覧ください。

KAWAレディースクリニックを予約

ホルモン採血の関係上、月経開始日~6日目までに電話で予約をお取りください。

予約専用TEL
072-297-2702(13:00~16:00)
  • 「社会的卵子凍結希望」とお伝えください。

初診・検査

費用
33,000円~
実施内容
問診・内診・血圧測定・体重測定・超音波検査
検査
術前採血(感染症・血液型・ホルモン値・AMH等)
  • クラミジア検査・子宮頸がん検査(1年以内に受けられていない方)
  • ホルモン剤を処方する場合があります。

検査結果の説明(初診日から2週間後)

費用
13,000円~
  • 検査結果説明(診察や手術前検査の結果によっては、医師の判断により卵子凍結をお断りさせていただくことがあります)
  • 採卵方法説明(採卵日は静脈麻酔を使用しますので、お仕事をお休みできるようにご調整ください。ネイルもオフしてきてください。)
  • 同意書説明

排卵誘発開始までにGrace Bankの保管申し込みを完了してください。

卵巣刺激を開始

費用
60,000円~

アプリか電話で予約を取って、月経開始3日目までに受診してください。
同意書確認を行います。

Grace Bankよりご自宅に保管用書類が届くのでお持ちください。

検査・施術
尿検査、超音波検査、卵巣刺激開始(月経開始3日目~5日間程度)
  • 通院注射(診察時間内での予約を取ります)
  • 自己注射(回数分の注射を持ち帰っていただきます)

卵胞の発育を確認

費用
37,000円~
  • 超音波検査(卵胞の大きさを確認します)
  • 血液検査(ホルモン値の確認があります)
  • 注射の追加(卵胞が育つまで注射と診察が続きます)

採卵

費用
採卵費用180,000円+
凍結費用66,000円程度

8時ごろに来院していただきます。

持ち物
ショーツ1枚、ナプキン(大き目)2~3枚
当日の流れ

採卵日は静脈麻酔を使用しますので、当日は絶飲食でお越しください。車の運転も控えてください。

受付後、排尿をすませてお待ちください。病室にご案内します。病衣に更衣後、点滴を開始します。採卵室に移動し、静脈麻酔を開始して採卵します。

採卵後3時間程度病室で休んでいただき、出血や異常がなければご帰宅になります。採卵後は副作用に注意してお過ごしください。

お支払
  • 採卵費用の支払い(卵子が採れない場合や未成熟卵のみでも費用はかかります)
    採卵日当日、ご本人様の都合で採卵がキャンセルになった場合でも、それまでに要した費用の返金はありませんのでご了承ください。
    また、卵巣過剰刺激症候群の予防のため、注射か内服薬の投与がある場合があります。
  • 凍結費用の支払い(成熟卵のみ凍結します)
    卵子凍結費用:
    66,000円(1~15個)、
    99,000円(16個以上)

採卵後の診察

費用
10,000円程度
  • 採卵1週間後、採卵後の診察(超音波検査)をおこないます。
  • 卵巣過剰刺激症候群のリスクがある場合は血液検査や追加の処方があります

Grace Bankへの採卵報告の確認と保管プランを選択し、初期費用の支払い手続きを完了してください。

Grace Bankで凍結保存

専門業者がクリニックから移送し、Grace Bankでの保管・管理を開始します。

採卵日より1~3か月で保管施設に輸送予定です。

当院お支払い費用の合計額は
約40万円となります。

採卵と卵子凍結の
リスクについて

卵子凍結では、卵巣刺激による卵巣過剰刺激症候群(OHSS)、採卵時の出血や感染、卵子が採取できない・凍結できないなどのリスクがあります。また、凍結卵子を使用しても妊娠に至らない場合があります。

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
卵巣刺激により、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)による卵巣腫大、腹水貯留による腹痛、腹部膨満感があります。症状がある場合は診察、血液検査で重症度を確認します。治療が必要な場合は総合病院に紹介させていただく場合もあります。
出血
採卵の際に、腟壁からの出血、腹腔内出血が起こる場合があります。
感染
採卵の際に感染を起こし、発熱する場合があります。予防のため、採卵後に抗生剤を内服していただきます。
卵子が採れない
卵胞を育てる注射をしても卵胞が育たない場合があります。採卵しても正常な卵子が採れない場合があります。
(卵子が採れない場合でも採卵費用はかかります)
卵子が凍結できない
  • 採れた卵子は成熟卵、未熟卵、変性した卵に分類され、成熟卵のみ凍結対象となります。保管施設に輸送するまでの期間、自然災害、地震などの不慮の事故などにより、凍結卵子の損壊、喪失が起きる場合があります。
  • 凍結した卵子を融解し使用する際、融解後に死滅、変性している場合があります。凍結・融解後の卵子の生存率は90%以上と言われています。凍結した卵子が融解後に生存していても、その後の顕微授精、培養の過程で死滅、変性し、移植できない場合があります。
  • 凍結した卵子から発育した胚を移植しても、妊娠できない場合があります。